ボッタクリを避けるための裏ワザ!

STONE STORY

(投稿日) (最終更新日)

ここで言う「ボッタクリ」は、常識的な売り値では無いお墓の販売の事です。

ご相談で、「バカ高い」とか「あまりにも高かったので」等のお話しを伺いますが、墓石は同じ条件で見積もって、比較をしてみないと中々分から無いものです。

石材店によって販売やお墓のつくり方が違いますので、一概には言えませんが、相対的に下記の石材店は経費が多めにかかっています。

・大手の石材店は、企画、仕入れ、施工、総務経理、営業、社長さんを含む管理職等の組織で出来ていますので、人件費は大きく売り値に影響します。

・大量仕入れのスケールメリットをセールストークにしている石材店もありますが、人件費に比べたらそんな物は微々たるものです。

・展示場をお持ちの石材店は維持管理費と常駐の営業人件費がかかります。

・自社施工の石材店は、ダンプやクレーンの償却費がかかります。個人で自社施工だと、バカ高い機材の稼働率が悪く、償却費が売り値に影響しています。

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石材店で経営方針や考え方が違いますので、見積もりに大きな差が無いのであれば、いい石材で「いいお墓がつくれれば、いいのかな?」と思います。

冗談じゃない!十万も二十万も違うじゃないかと思われる方は、同じ石材で、同じ加工や施工の仕様で、同じデザイン、同じ大きさのお墓の相見積もりを取られてもいいのでは無いでしょうか?

安くつくれる石とデザイン(形)のご提案を、ご予算ご検討の目安としてご覧ください。

ここで言う「ボッタクリ」は、当社の最も頑丈な施工で、加工も同じく中国で、同じ石材を使用して、大型墓石の改修費用を280万円でお見積もりしましたが、相見積もりの石材店が、700万円で出して来たそうです。どんな工事をすれば、700万になるのか?想像もできません!これくらい違うと、間違いなく「ボッタクリ」と言われても仕方がないと思います。

こういう見積もりは、大きなお墓や高価な石材を使われた時によく遭遇します。

50万や60万円の墓石では、国内加工でもしなければ、利益を載せてボッタクル事は出来ません!

同じ50万円の墓石でも、大きなお家にお住まいであるとか?資産内容が分かる地元石材店は、高齢者の顔色を見ながら、ドンドン高く売ります。

石材店に相場を聞けば、高く言うに決まっています。

初めてで、分らない無い事を理由に任せっきりにすると、好きなだけ取られます。

もう一つは、紹介者が業者(葬儀、仏壇、ギフト、葬祭関係を営む会社、機関)のケースです。

石材店に任せっきりで、紹介のみの業者さんも

中にはおいでになりますが、同行して墓地確認や商品説明に立ち合ったりしている以上、多かれ少なかれ何らかのマージンは発生しているのは仕方がない事です。

誰も無償では動きません。

お友達やご親戚のご紹介はそんなものは無いでしょうがね!

でも、その方たちが騙されている事があるのです。

今まで一番すごかったのが易者さんのご紹介の石材店との相見積もりでした。

私の見積もりの5倍でしたから、これは問題外ですね!

ここで「ボッタクリ」回避の裏技のご紹介です。

墓石と墓石の加工や施工方法の確認が取れたら、同じ条件で石だけを安い中国材で見積もって貰ってください。

その後に、例えば高級インド黒御影のMUあたりで見積もってもらってください。

(現在MUなら、品質も原石のコストも安定しています。クンナムは偽物ばかり、新MUも偽物ですからNGです。)

12才くらいの小さな墓石で、中国材で60万円、MUで80万円ぐらいなら、良心的なお見積もりでは無いでしょうか!(12才は、1平米8寸和型で、高さ外柵付き位の大きさです)

黒御影になった途端に、高く売りつけようとするお店があるんですよ!

このお客さんは予算があると思ったら「黒のいいのは高いですからね!170万はしますよ!」と言ってくる石材店はありますね!

原石の原価は3倍以上しますが、墓石の売り値は、加工料、物流費、保険料、施工料、石材店の利益をたしたものです。

他の原価は変わりませんから、変わるのは原石原価の差だけのはずですが、「もしもし石屋さん!儲け過ぎではありませんか?」

常識的な利益なら、3倍になんかなる訳がありません。

その他、墓誌だけを単独で頼んだら、大きなものなら15万はする事がありますが、墓石を新規につくるときには、一緒に運んで同時に施工する訳ですから、物流費も施工代も僅かな費用で済みます。

良心的な石材店なら、特別高価な石材を使わない限り10万以内が目安でつくってくれます。

もう一つ、外柵(墓石の周りを囲む石)を墓石と同じ石にすると15万円プラスなんて石材店もあります。

何かするたびに、どんどん売り値が上がって行くお店は要注意です。

条件が同じ墓石で、高い石材と安い石材の完成総額の差額が、少ない石材店は、良心的だと思います。

ここまで申し上げたのは、比べることが出来る余裕のある時です。

海千山千の強者どもは、特級の中の一部分だけの極上品でつくります等と吹っ掛けてきますが、特級も極上も極極上も、業者が勝手に決めているだけです。

決めているのが、採掘会社、石材店に販売している石材商社や、石材店なのですから。

相見積もりは、石、加工、デザイン、大きさ、施工、保証内容の全てが同じ条件で行うのが基本です。

同じ墓石で無いと意味がありません!

その時間の余裕を与えないのが、お悔やみ商売という人の弱み狙った一番のボッタクリです。

葬儀の後、葬儀屋さんや住職に聞いて、また新聞の訃報を見て訪問販売をおこなわれます。

故人に、あれもして上げたかった。これもして上げればよかったと想っていらっしゃるご遺族に販売をかけるのです。

四十九日までに建てて納骨するのが決まりだとか、都合のいい出まかせを言ってすり寄ってくるボッタクリです。

1周忌までとか、ご住職によっては、気が済むまで傍に置いておけばいいですとおっしゃる方もおいでになります。

大体悲しみの最中に、先を争って売り込みに来る石屋なんかロクな石屋じゃありません!

加工の時間を考えたら、1週間ぐらいで施工しなくてはなりませんから、いい施工ができるはずがありません!

長年連れ添った奥様を亡くされた男性は、特に弱いですね!

業者に薦められるままに、お金をかけられてしまうことが多いようです。

生前でも亡くなった後でも、余裕を持っておつくりください。

今や、いつまでに納骨をしなければならないという決まりも無いみたいですよ!

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相対的に昔からの地元の石屋さんは高い傾向にあります。

1990年に中国の福建省で墓石の加工がスタートして、自分たちがつくらなくても安い仕入れ金額で、問屋から入ってきていました。

施工費込みで15万位の原価で出来たものが、100万で売れた時代があったわけですから、石屋さんの黄金時代と言いますか、儲かって仕方がない時代があったんです。

ところが中国の人件費は高くなって昔のように安い原価で入らなくなって、更に消費者の予算が下がってきても、会社経費の見直しもしないで、仕入金額を抑えて、今までの粗利を確保することしかしていないのです。

品質を落とした競争など、行きつくところは廃業しかありません!

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家電品が小売店から大手家電量販店へ更にネット販売に変わっているのに、企業努力をしないで、利益ばかりを追求するとボッタクリをするしか無くなるんですね!

ご注意して頂きたいのは、口約束の後払いは危険です。

完成価格で、追加費用無しの契約書を必ず交わしてください。

間違っても工事中の追加費用等、アレコレ請求されないようにしてください。

時代の流れについていけない石材店は、まだまだ多いのが現実ですが、消えて行く彼らに付き合って、ボッタクラレル事はありません!

今やお墓もインターネットで購入するのが当たり前の時代になって来ました。

メールやラインの苦手なお年寄りは、どうしても古くから石材店に行ってボッタクリの餌食になることが多いのです。

現物を見て購入する時代を過ごして来られた方にとっては、ネットで購入することに不安を感じられる事が多いのです。

安さを売りにして、粗悪品を売りつける業者も中にはいますが、ご心配なら直接会って話をされて、施工実績だけでなく、施工している現場を見せてもらうのも良いでしょう。

真剣にお墓づくりをしている石材店なら、喜んで見せてくれるでしょう。

ご家族やご親戚で、ネットがお得意な方が、お手伝いしてあげるといいでしょう。

インパラブルーの墓石をお求めなら、ご相談ください!

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