墓じまいにかかる費用とは?お墓を片付ける手順と値段の相場

Hakajimai

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このページでは、最近増えてきている墓じまい(お墓の片づけ)について解説いたします。

お墓を片づけたいけど「どうすればいいのかわからない」「いくらかかるのか不安」という方は是非参考にしてみ下さい。

墓じまいとは?

近年、日本では出生率が低下して、少子高齢化、核家族化の傾向が進み2014年頃から「墓じまい」をする方が増えてきました。

「墓じまい」とは、「後継者(祭祀継承者)がいなくなった場合」や、「遠隔地でお参りに行けない」などの理由で、既存の墓石を解体し、墓地を更地に戻す事をいいます。

墓じまいの際には、既存の墓石を完全に処分してしまい、お墓からご遺骨をとり出して、他の墓地や永代供養墓などに引っ越し(改葬)を行う場合と、たくさんのお墓をひとつにまとめて、その他の墓石を処分する場合があります。

墓じまいが増えている理由とは?

①未婚化、非婚化だけでなく、子供がいない、いても女の子ばかりで跡継ぎがいないなど、子供の後にはお墓参りをしてくれる人がいなくなってしまうため今のうちに片づけておきたい。

②長男・長女同士や一人っ子が結婚した場合などは、それぞれの家のお墓を守るのは負担が大きいので、お墓をひとつにまとめたい

③遠隔地へのお墓参りは、管理費に加え、交通費、滞在費等の費用の負担が大きくなってしまう事と共に、体力的にも大変なので、自宅から近いところに引っ越しをしたい

④お墓は代々の先祖を祀る一族の重要な場となっていましたが、近年では若い人たちの間でも、お墓参りにはもう何年も行っていないという方も珍しくなく、家を継ぐという考え自体が薄らいできている為、お墓をそのままの状態で守ることへの義務感や価値観が変わって来た

などが主な理由です。

お参りをする人がいなくなってしまうと、無縁墓となり、草木が生い茂り、荒れ果てた状態になっていきます。

平成11年3月29日に改正された「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)」の中で、所定の手続きをすれば、無縁墓の改葬許可が自治体から受ける事ができるようになりました。

この手続きをとられたお墓は、最終的に撤去され、中の遺骨は合祀墓で供養されます。

つまり、継承・管理する人がいないくなったお墓は、墓地の管理者によってお墓を片づけられてしまっても文句が言えないという事です。

お墓参りの代行サービスもありますが、お墓は本来、継承者がお参り・管理していくものです。

残念なことですが、継承者がいないお墓は、片付けるしかありません。

年間どれくらいの墓じまい(改葬)が行われているの?

「墓じまい」は現在どれくらい行われているのでしょう。

厚生労働省が発表している統計データ「衛生行政報告例」の中に「無縁墳墓等の改葬」に関しての数値があります。

これは、お墓の承継者が不在(又は連絡がつかない)となった無縁墓(無縁仏)を墓地・霊園管理者が撤去して共同供養塔などに納骨した数を指すものですが、2007年度から2016年度の10年間で計35,383件であり、年平均で約3,500件の無縁墓(無縁仏)が処理されていることになります。

承継者が不在、または連絡不能となっているのでこれらの改葬(墓じまい)費用は、墓地を管理する自治体や霊園経営者・寺院などが負担することになります。

このような墓じまい(改葬)はどれくらい行われているのでしょう。

「改葬」の数の推移を年度別に調べてみると、増減はありますが、全体に増加傾向にあることがわかります。

2007年度の改葬数は73,924件であるのに対し2016年度の改葬数は97,317件で、1.3倍も増加しています。

今後も墓じまいをしなくてはいけないお墓の数は増加していくものと思われます。

墓じまいを考えたらまず最初にしなければならない事とは?

遺骨が収納してあるお墓を片づける訳ですから、それに伴いしかるべき手続や作業が必要です。

お骨はご遺体の一部とみなされますので、無届で遺骨を他の場所に移すことはできません

誰の遺骨か、数量、大きさ、経過年数、破損・汚損などの状態、火葬済みかどうかを確認します。

ここに注意!

遺骨の改葬の話し合いは、お盆や正月に親族が集まった際に、話が出るようですが、中々まとまらないようです。

実は最もトラブルが多いのが、親族間の争いなのです。

墓じまいをする前に、親戚同士のトラブルにならないように、遺族間でよく話し合い祭祀継承者を決めます。

お墓や遺骨の事は、この祭祀継承者が全ての権限を持つことになりますが、この時、権利保有者全員の意見をまとめておくことが大事です。

墓じまい後の遺骨はどこにおさめればいいの?

墓じまいの手続きを始める前に、まずは、引っ越し先を決めなければなりません。

供養をしてくれる人がいる場合は、新しいお墓や納骨堂への改葬を行います。

供養をしてくれる人がいなくなる場合には、のちのちの事を考えて、今後お金がかからない方法を選びます。

ここでは、墓じまい後に遺骨を収める主な行き先についてご説明いたします。

永代供養(合祀・合葬)

墓じまい後の遺骨の行き先で多いのが、公営墓地やお寺での永代供養「合祀墓」です。

ほとんど人が、遺骨の移動先に永代供養を選んでいます。

永代供養は申し込みの際に、一括で費用を負担しておけば、今後費用がかかる事なく、供養していただける場合が多いです。

なによりも遺された人が、永代供養を行ってくれている場所に、お墓参りや法要に行ける事が選ばれる理由かもしれません。

骨壷をきれいにしてから永代供養先へ納めますが、遺骨を納めるときはどうすればよいのかは永代供養先の寺院などに確認しましょう。

散骨

散骨は永代供養と同じく将来的にお金がかかることがありませんが、遺骨を散骨してしまうと、心のより所を無くしてしまうことにもなりかねませんので、よく考えてから決めましょう。

散骨するには、遺骨をきれいに洗って乾燥させ、粉骨にしますが、家庭では大変ですので、専門業者にお願いするといいでしょう。

納骨堂

合祀(他の人の遺骨と混ざるの)に抵抗があり、近くで供養したい場合には、納骨堂に移す選択肢があります。

納骨堂は年間の維持管理費がかかりますから、遺骨を納めて終わりではありません。

土中の遺骨には、菌やバクテリアがついている可能性がありますので、遺骨をきれいに洗って、乾燥、殺菌をします。

供養する人がいなくなったときには、合祀か散骨などの行き先を再度決めなければなりません。

手元供養

自宅に遺骨を置くときも、必ず洗って乾燥、殺菌してから、新しい骨壷へ入れます。

管理料や供養料などの費用もかかりません。

合祀や散骨する遺骨の一部を手元に残す場合も、同様のメンテナンスをして、手元供養専用の小さな入れ物に入れます。

手元供養も供養する人がいなくなったときには、合祀か散骨などの行き先を決める必要が出てきます。

どのような手順で墓じまいを行えばいいの?

お墓を片づける際には、前もって、やらなければならない事がいくつかあります。

ここでは、墓じまいをスムーズに行うために必要な手続きや手順について詳しくご説明いたします。

1. 墓地管理者に「墓じまい」の旨を届け出る。

まずは、墓地の管理者に「墓じまいを行いたい」という事を伝えましょう。

新しい移転先へ改葬する場合は「改葬許可証」、新しい移転先からの「受入証明」「埋葬証明」などが必要となります。

墓じまいを行うお墓と同一の霊園内や寺院内の永代供養墓へ遺骨を移す場合は、霊園管理者や住職に手続きの方法を尋ねて、それに従いましょう。

お墓の引っ越し(改葬)分骨の手順と費用を参考にされてください。

公営や民営霊園の場合は、お墓の引越しや移転を希望して「墓じまい」を行うことに特に問題はありませんが、寺院墓地で「墓じまい」を行う場合には、寺院との檀家契約の解消につながりますので、事情を説明して理解を求める必要があります。

厳格なお寺などで、高額な離壇料を請求されたりすることもあるようですが、実際の所、離檀料を巡るもめ事はほとんどありません。

お寺の経済事情もありますが、それぞれのお家のご事情もありますので、今までお世話になったお気持ちを示されるだけで、大抵の場合はすんなり受け入れていただけるようです。

最近では、お墓の継承者がいなくなれば、お寺が自ら費用や手間をかけて墓じまいをしなければならないので、「墓じまいをしてもらえば、ありがたい」というお寺側の考えに少しずつ変わりつつあるようです。

2.墓を撤去する専門業者(石材店)を決める

お墓の敷地は行政やお寺から借りているものなので、墓じまいをする際は、墓石を撤去して、更地にして返す必要があります。

民営霊園の場合も、多くは更地にして返還しますが、事前に契約内容を管理事務所に確認するようにしましょう。

公営霊園では、業者の指定はありませんが、寺院墓地や民営霊園では指定石材店がある場合が多いので、確認をする様にしましょう。

その場合、墓石の撤去も指定業者以外では出来ません。

指定石材店でない場合は、石材店2~3社から見積もりをとると良いでしょう。

3.閉眼供養(法要)をします。

閉眼供養とはお墓から遺骨を取り出す際に行う儀式です。

お墓には亡くなった人の魂が宿るとされていますので、僧侶によりそれを抜いてもらう(お性根抜き)必要があります。

お性根抜きで、墓石を単なる石に戻してもう事で、お墓を片づける準備が出来ます。

仏教だけでは無く、他の宗教・宗派でも同じような儀式が行われています。

4.閉眼供養後に、遺骨を取り出し、墓石を撤去し更地に戻します。

遺骨をとり出す際、ご自身で出来ない場合は、石材店にお願いします。

墓石を撤去して更地にした後は、墓地管理者に永代使用権を返却して終了です。

5.お墓から取り出した遺骨の手入れをします。

お墓の中にあった遺骨は湿気を含み溶解していたり、カビが生えていたりしますので、新しい骨壺に入れ替えたりお手入れが必要になります。

合祀の場合は、水抜きをして、お骨を乾燥させ、骨壺を綺麗にします。

粉骨が必要な場合は、業者やお骨の引き取り先に任せるのがいいでしょう。

焼骨では無い遺骨の場合はどうすればいいの?

遺骨には、火葬場で焼かれていない土葬や未火葬の場合があります。

この場合は骨壺から取り出し麻袋などに入れ、ダンボールなどに収納して保管し、市役所で再火葬の申請をして再火葬します。

昭和初期までは、土葬が一般的で、土葬した遺骨を何年後かに、骨壷に骨を集めて埋葬する場合もありましたので、遺骨が、焼骨かどうかの確認するようにしてください。

遺骨を家の中におくのは、埋葬時にバクテリアや菌類が付着している可能性が高いので、専門の業者に依頼するのが安全です。

墓じまいに必要な費用と相場はどれくらい?

一番気になるのは、墓じまいを行うのに「どれくらい費用がかかるのか?」という事だと思います。

ここでは、墓じまいに必要になるであろう費用の内容と相場についてご説明いたします。

既存のお墓の解体・撤去費用

お墓の解体・撤去、墓地を更地にする工事撤去作業は石材店に依頼することになりますが、民営の霊園寺院では、指定の石材店でしかお願いできない場合が多く、その石材店しか作業が出来ません。

指定の石材店の見積もり金額で作業をしてもらうことになります。

公営の墓地であれば、ほとんどの場合石材店が指定されていませんので、何社かの石材店で相見積もりを取ってみるといいでしょう。

中には、解体撤去の仕事は、これで終わり「今後付き合いがなくなる」仕事ですから、「最後の客からは、取れるだけ取れという」石材店もありますので注意しましょう。

墓じまいの工事費用は、お墓の大きさ墓石の量作業の方法必要な機材人件費等で変わってきます。

車で横付けできるような墓所であれば、クレーンで積み込むだけの簡単な作業で済みますが、途中に階段があったり、通路が狭くて小型の重機が入ることが出来ない場所であれば、人の手でしか持ち出せないお墓もあるので、人件費が余分にかかったりする場合もあります。

石材店の見積書の内訳は、墓石撤去費用・基礎撤去費用・重機使用の場合にはその費用・作業員の数(人件費)・処分費用(墓石、基礎資材、残土等)・埋め戻し費用などです。

基礎工事の有り無しで金額は違いますが、平成7年の阪神大震災以降に建てられたお墓は、基礎工事がしてあるケースが多いです。

一般的には、1㎡あたり8万円~12万円程度が相場とされていますが、狭い墓地は割高で、広い墓地は割安です。

一般的な墓石なら、5平米でも高くて30万円以内です。

事前に石材店から見積をとることをおすすめします。

遠隔地の石材店への見積もり依頼は、墓石の大きさ、墓所までの道筋などがわかるような画像を送って見積もってもらうといいでしょう。

閉眼法要(供養)の費用

墓じまいの前に、閉眼供養「抜魂供養・遷座法要・遷仏法要ともいいます」などの法要をご僧侶にお願いします。

これはお墓から魂を抜くための法要で、魂抜き(たましいぬき)とも、お性根抜き(おしょうねぬき)とも呼ばれることもあります。

お布施の金額は地域やお寺で違いますので、一概には言えません。

閉眼供養は、3,000円~50,000円と大変幅があります。

ケースバイケース、墓地まで来ていただいたお車代も含めて、お布施の金額を決めましょう。

和尚様にお布施の金額をお尋ねになると、離壇料を含め何十万のお布施の金額を要求される様な事例もありますので、ご親族や石材店に相談して金額を聞いてみるのもいいでしょう。

離壇料

離檀料とは、菩提寺に日々先祖の供養を行っていただいた事に対して、感謝の気持ちを込めて、お渡しするお布施です。

高額な離檀料を請求するお寺はごく一部で、お寺によっては、離檀料を受け取らない所もあります。

お墓の撤去の際に境内に工事が入り、さまざま手続き書類をお寺にお願いすることにもなります。

離檀料は、お寺へのそれまでの感謝と諸手続きへの御礼というようにお考えになってはいかがでしょうか。

必ず納めるものでもありませんが、感謝の気持ちを伝えて、墓じまいの相談するといいでしょう。

相場はあってないようなものですが、それぞれのお寺との関係や、年収によっても大きく幅があり、3万円~15万円までくらいを包むのが一般的なようです。

お気持ちなので、1回分の法要のお布施の金額を包むのが妥当だということなのです。

公営や民営の霊園の場合には、墓地を撤収する際(改葬)には撤収費手続の費用が必要な場合があります。

事前に管理事務所に費用の確認をするといいでしょう。

移転先での納骨、法要の費用

移転先で納骨する際には、納骨式の法要が必要になりますので、僧侶へのお布施が必要となりますが、 こちらも通常の法要と、同じくらいの額を用意すればいいでしょう。

墓じまいの手続きの代行

墓じまいには、行政への届出を含め、さまざまな手続きが必要です。

ご自身で手続をするのが困難な場合には、行政書士などの専門家が代行してくれます。

費用は手続き内容で違いますが、10~30万円程です。

代行してくれる石材店もありますので、相談してみるのもいいでしょう。「※当社は手続き代行しております。」

棹石の永代預かり(永代供養)代金

地域によっては、お墓の解体をする際、棹石「一番上の石」だけは、お性根が入っていた部分なので、粉砕して処分できないというしきたりがあります。

その場合は棹石だけは永代に預かっていただけるお寺にお預けするという形になります。

相場的には8寸サイズの棹石で15,000円~20,000円くらいかかります。(大きさによって変わります。)

この費用は石材店の見積もりに含まれている場合がほとんどですので、石材店からお寺に支払われる事になります。

石材店に棹石の預かりが必要かどうか確認してみましょう。

墓じまい施工事例はこちら!

当社で墓じまいさせて頂いた施行事例も掲載させていただきます。

お墓を片づける際の目安にしてみ下さい。

墓じまい施工例② 8寸角和型墓石



当社施工金額:¥81,000円(税込)

「他店見積り金額:¥135,000円(税込)」

8寸角の和型墓石です。

基礎コンクリートもありませんでしたし、クレーンも届きましたので比較的簡単に片づけられるタイプのお墓です。

墓じまいされるお墓のほとんどが、このタイプです。

墓じまい施工例② 1尺角和型墓石・植木あり



当社施工金額:¥148,000円(税込)

「他店見積り金額:¥225,000円(税込)」

1尺角の大きな和型墓石です。

基礎コンクリートはありませんでしたが、植木を処分するのが大変な作業でした。

クレーンが届かない位置でしたので、三脚を使用して人力でお墓を片づけさせていただきました。

墓じまい施工例③ 8寸角和型墓石・間地あり



当社施工金額:¥150,000円(税込)

「他店見積り金額:¥238,000円(税込)」

8寸和型墓石の下に間地があるタイプの墓石です。

この墓石は、クレーンが届かない位置にある墓石でした。

また、間地部分は基礎コンクリートと同じ様に、斫り機で粉砕して解体する必要があるので、解体費用がかかるタイプの墓石になります。

墓じまいのお見積り・ご相談がご希望の方はこちらから

当社への墓じまいについてのご相談・お見積りをご希望の方は下記連絡先より、遠慮なくご連絡ください。

フリーダイヤル:0120-953-574

メールアドレス:mail@kashiko-ohaka.com

LINE:電話番号検索(058-322-9888)株式会社かしこ

お見積りは無料でさせていただいております。

また、片付けたいお墓の写真を携帯電話・スマートフォンなどで撮影していただいて、下記のフォームよりお送りいただければスムーズにお見積りをお出しする事が出来ます。

LINEをご使用されている方でしたら、LINEにて写真を送って頂いても大丈夫です。

※お近くの方であれば、現地確認が可能ですので、立ち会っていただければ写真は必要ありません。

※遠方の方は、必ず写真やお墓の位置などわかる資料お送りください。


下記のフォームに、墓じまいしたいお墓の詳細をご記入頂き、一番下の「送信」ボタンを押してください。

1,墓じまいしたいお墓の所在地(必須)

(例)岐阜県 羽島市 ○○墓地 (詳細がわからなければ○○県○○市まででも結構です。)

2,墓じまいしたいお墓の写真 (最大3点までお送りいただけます)

※遠方の方は現地確認ができない場合がございますので、必ず写真をお送りください。

写真は1枚だけでも結構ですが、いろいろな角度や、お墓までの順路の写真、駐車スペースなどの写真をお送りいただくとより正確な見積もりが可能です。

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(例)かしこ 太郎

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(例)058-322-9888(市外局番から)

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