野辺送り (のべおくり)
葬儀の後に火葬場や埋葬地まで葬列を組み、故人に付き添って送っていくことを野辺の送りといいます。
野辺とは埋葬という意味です。
葬送、とむらい、野辺の送り、野辺、野送りなどといわれます。
野辺の送りに参加する人で、重要な役割を担う六役は、位牌持ち、飯持ち、水桶持ち、香炉持ち、紙華持ち、天蓋持ちとなっていました。
近年、野辺の送りという言葉はあまり使われることがなくなりましたが、近しい親族などが霊柩車の後ろを、タクシー・ハイヤーやバスなどを利用して移動することを指すこともあります。
棺の乗っている霊柩車には、運転手と葬儀担当者が乗り、喪主それに続く車に喪主、遺族、親戚などの順に、故人と近しい順で乗車されます。
最近では、ご自分で車を運転されて火葬場へ向かうご住職が増えています。