納棺 (のうかん)
一般には枕経の後、通夜の前に遺族や親族の手で、遺体を棺の中に納めることで、入棺とも言います。
納棺の前に、遺体の髭剃りや化粧をするなどの身支度をして、死への旅立ちの準備をします。
仏式の納棺の儀では、手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)、頭陀袋(ずだぶくろ)などの旅支度を施します。
棺のふたを閉めた後に、全員で合掌し、納棺の儀とします。
僧侶によって納棺経を上げてもらい、読経の中で納棺することもあります。納棺のさい、死者が生前大切にしていたもので、燃えやすいものを選び一緒に入れます。
金属やガラス製品類を入れるのは控えます。
棺のふたを閉めた後に、全員で合掌します。
ふたの上には、金襴の布がかけられます。