白骨 (はっこつ)
白骨の御文とは、浄土真宗の中興の祖とされる八代蓮如の法語で、蓮如の書いた消息を、圓如が編集したものといわれています。
「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」という有名な一文があり、人間の無常を語り、念仏をすすめています。
「後生の一大事」を知り、その解決をすることが説かれ、人は死んでしまうとどうなるかわからない不安があり、それを解決するためには、阿弥陀仏に帰依し、称名念仏を行うしかないとされています。
白骨の御文は、浄土真宗の葬儀、通夜、枕行などでよく拝読されるために、浄土真宗の葬儀では一般的な名称となっている。