産土神社 (うぶのじんじゃ)
産土神は、神道において、その者が生まれた土地の守り神です。
その神様と縁があるからその土地に生まれます。
産土の大神は、その人の一生の守り神です。
その人を生まれる時から死んだ後まで守り導いて下さる神とされており、他所に移住しても一生を通じ守護してくれると信じられています。
産土神への信仰を産土信仰といいます。
「産土神社」という名前の神社があるのではなく、その人の産土の大神さまが拠点となさっている神社のことを「産土神社」といいます。
同じ家に生まれた実の兄弟でも、産土神社が異なる場合もあるのです。
兄が諏訪神社で、弟は八幡神社、というように、その人の一霊四魂の縁によって担当する産土の大神が決まるからです。