無縁墓 (むえんぼ)
継承者や縁故者が、いなくなったお墓のことです。
一般に承継者を失った墓は処分の対象となってしまい、官報に記載され、1年間墓所に立て札を立てて縁故者の申し出を待ちます。
申し出がない場合は無縁とみなされて、墓地の管理者は無縁墳墓を撤去することができます。
しかしこの場合、遺骨は無縁塔などに合葬され供養されることになります。
核家族化や少子化が進む現代では、お墓を受け継ぐ者がおらず、無縁なるお墓は年々増加傾向です。
その一方で、近年は団塊の生前に自分のお墓を建てたい(寿陵)という要望も増えています。