灯籠流し・灯篭流し (とうろうながし)
死者の魂を弔って火をともした灯籠を、お盆のお供え物などと一緒に海や川に流す日本の行事で、送り火の一種です。
夏祭りや花火大会などと合同で行われることが多いですが、特別の追悼行事として行う場合もあります。
長崎県の精霊流し(精霊船)などは有名です。
お盆に帰ってきた精霊が、灯籠に乗って川を下り、海の向こうのあの世へ帰っていくとされています。
近年は海や川の汚染が問題になり環境に考慮して、灯籠をそのまま海に流すことは昔と比べると少なくなりました。
灯籠などを公民館などで一斉に回収して、読経をあげられたり、お寺さんが境内で読経をあげられながら燃やされたりされて、川へ流さない工夫がされています。