樒 (しきみ・しきび)
「しきみ」または「おしきみ」といわれます。
樒は、寺や墓地の庭木として植えられ、仏事には欠かせない樹木です。
9~10月に袋果(タイカ)がはじけて、猛毒の種を出します。
因みにお墓になる植物です。
それは毒がある植物だから。
その毒で故人の遺体によって来るはずの虫や小動物が毒を遠ざけ、墓を守るのに植えられたようです。
そしてお仏壇の花瓶に供えるとしきみの幹の「スー」とする柑橘系の香りで花瓶の水が腐りにくく、長持ちするからです。
創価学会はしきみ「だけ」を供えますが、仏教全般は、他のお花もお供えします。