枕団子 (まくらだんご)
死者の枕もとに供える団子。
枕団子は上新粉を蒸して作り、三方に白紙を敷きそこに乗せて供えます。
「大般涅槃経」によると、釈尊が涅槃に入られるとき、無辺菩薩が香飯を献上したさい、釈尊は辞退して食べなかった。
そこで死後団子を供えた事となったとのべられています。
亡くなった方の枕元にお供えする、うるち米の粉で作った団子ですが、枕飯とともにお供えされます。
枕団子の数は、東京では6個お供えするのが一般的で、下に5個、上に1個のせた形です。
そのほかの地方では、11個を盛り付け、皿の真ん中に一個の団子を置いて、その周りをぐるりと6個の団子で囲み、その上に3個の団子を重ねて置き、一番上に1個置いて三段にします。
6個という数は、六道の象徴だと言われています。
浄土真宗では、枕団子をお供えする習慣はありません。