時宗 (じしゅう)
浄土教の一宗派で、鎌倉時代に一遍を祖師としておった宗派で浄土教の一宗派。
鎌倉時代に開祖一遍を祖師としておった宗派です。
遊行宗 (ゆぎょうしゅう) ともいいます。
総本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺(通称遊行寺)。
融通念仏は、一人の念仏が万人の念仏と融合する大念仏を説き、浄土宗は、念仏を唱えれば唱えるほど極楽浄土への往生出来ると説き、時宗では、念仏さえ唱えれば往生できると説きました。
一日を六分割して、決まった時間に念仏をとなえる集団を六時念仏衆と言い、一遍は弟子と自分を「時衆」と称していました。
時衆とは善導大師の「観経疏」の一節「道俗時衆等、各發無上心」から来ています。
阿弥陀経を根本経典とし, 南無阿弥陀仏を唱えれば、現世において浄土往生が約束されると説きました。
時宗では、戒名という言葉を使わず、法名と呼びます。