授戒 (じゅかい)
仏門に入る者に師僧が戒律を授けることで、仏の弟子になって、戒という約束事を守ることを誓う儀式です。
授戒を受けると戒名がつき、徳を積むことができるといいます。
戒名がないまま亡くなった場合、葬儀の際に授戒を受けます。
また戒名、法名は、亡くなってからいただくものというものではありません。
菩提寺へお願いするよりも、生前から仏教への信仰が厚く、菩提寺との関係がしっかりとあれば、自ら授戒会へ出向き、自分で戒名をいただいておくようにする人も多いものです。
戒名は亡くなってからあわてて遺族が、葬儀の際に使うためにつけてもらうものではなく、自分が信じて帰依している寺院、宗派の仏弟子となったという意味です。
キリスト教では受戒のことを洗礼といい、生前に名を頂きます。