天台真盛宗 (てんだいしんせいしゅう)
天台系仏教の一派である天台真盛宗の総本山は、滋賀県大津市坂本にある西教寺である。
山号は戒光山、本尊は阿弥陀如来。
寺伝で開基(創立者)は聖徳太子とする伝承もあるが判然としません。
平安時代に延暦寺中興の祖良源(りょうげん)が、続いて横川の源信(げんしん)が庵を結んで修行道場としたと伝えられますが、その後荒廃します。
室町時代、延暦寺で20年間もの修行を積んだ中興の祖であり天台真盛宗の宗祖である真盛が入寺してから栄ました。
真盛は戒律(かいりつ)の厳守と称名念仏(しょうみょうねんぶつ)を唱えて道場としました。
寺名は詳しくは兼法勝西教寺(けんほっしょうさいきょうじ)といいます。