壁墓地 (かべぼち)
壁墓地は、約1メートル程の高さの壁に沿って設置される墓地のことを表します。
主にヨーロッパなどの海外で使用されることが多く、洋型というくくりで取り扱われています。
墓石が板状になっているため、省スペースで建墓できる場合もあります。
一列に連なった形で墓石を置くことができるため、土地の少ない場所には有効です。
形状としてはL字型の板状の石の上に、香炉や花立てなどを設置し、正面の板部分に家名のプレートをはめ込んだものが一般的です。
使用する墓石の容量も少なく済み、安価に価格を設定できるケースも多いです。
土地の少ない都心を中心に少しずつ広まっています。
ただし、彫刻などを施せるスペースは限られてくるので、一般的なお墓よりもやや自由度は低い傾向にあります。
最近では一部公営墓地でも設置し始めております。