しのび手 (しのびて・しのびで)
しのび手とは、音をたてないように打つ拍手のことで、神式の葬祭でのルールです。
柏手で音を出すのは神様に対してであって、故人の霊には音を立てません。
神社に参拝する時に音をたてて行う柏手(かしわで)に対して、神道の葬儀では音を立てない「しのび手」を用います。
神式の葬儀では玉串奉奠のあとに、祭壇に「二礼・二拍手・一礼」をしますが、この際、右手の親指以外の四本の指で左の掌を音を立てないようにそっと二拍手をします。
拍手の音を響かせてしまわないようにしましょう。