お会式 (おえしき)
各宗派の宗祖などの命日に行われる法要行事です。
法隆寺での「お会式」の始まりは、夢殿が建立された後の天平20年(748)ごろと考えられています。
この行事は、聖徳太子のご命日にその遺徳をたたえ、供養する法要で、現在10年に一度大講堂で行われる聖霊会を「大会式」とよび、毎年行われる聖霊院の法要を「小会式」とよんでいます。
日蓮宗では、日蓮大聖人の亡くなられた十月十三日のご命日を中心に、日蓮大聖人門下のお寺で執り行われる法要が「お会式」です。
日蓮大聖人が亡くなられた時、庭先の桜が時ならぬ花を咲かせたと伝えられている事から紙で桜の造花を作り、万灯に火を灯して飾ります。
「お会式」は中世の昔、日蓮大聖人の御影(肖像)の前で開く講会から「大会」(だいえ)・「御影講」(みえいこう)・「御影供」(みえいく)・「御命講」(おめいこう)などと呼ばれていました