箸渡し (はしわたし)
死者を火葬にふした後、竹や木の箸で拾骨する作法で渡し箸ともいいます。
木と竹を組み合わせた箸を使って、骨上げの際に箸でつまんだ遺骨を、順に渡して骨壺に入れることで、二人同時に一つの骨を箸でつまむようにして行うこともあります。
方法は、地方によってさまざまで、宗旨宗派によっては、火葬場職員に任せることもあります。
三途の川の橋渡しをするという意味があり、無事に渡ってほしいという気持ちを込めて行います。
食事をする際のマナーで、嫌い箸、忌み箸は、箸渡しのような骨上げを強く連想するために、タブーになっています。