五十回忌 (ごじゅっかいき)
最後の法要を「弔い上げ(とむらいあげ)」とは、これをもって年忌法要を終了することを言います。
年忌法要を打ち切るということで「年忌止め」ともいいます。
亡くなった人はこれをもって個人としてではなく先祖の霊として祀られるようになります。
そのため仏壇からは戒名を記した位牌を片付け、「○○家先祖の霊」の位牌を祀るようにします。
地域の慣習や菩提寺の考えによって異なりますが、五十回忌ではなく三十三回忌を弔い上げとするところもあります。
年忌法要の数え方ですが、亡くなられてから満一年目に営まれる一周忌に対し、三周忌以降の「○回忌」というのは満年数から一年を引いた年に行われます。
(三回忌は死後満二年目の命日、一周忌の翌年。)つまり五十回忌は満四十九年目に営まれる法事のことを言います。