棹石(仏石)正面の文字修正ですか?
「3万円位だと聞きましたが?」
ご相談者のお爺様がお作りになった墓石正面には、宗派が分かるお題目が刻まれているそうです。
お父様の頃から無宗教で、お墓参りをされる度に気になっていたそうです。
「エッ!3万円なんですか?3万円だと、墓所の最寄り石材店が、パテで対応する値段だと思いますが・・・?建え者名や墓誌等、戒名(法名)が刻んである小さな文字の一部修正なら、パテで埋めて再彫刻もお受けしたことが有りますが・・・?すみません!棹正面をパテで対応した事は、私の会社では無いですね!」と申し上げました。
再彫刻するには、墓石の色に近い色のパテを使用して、ペンキや石の粉等を混ぜる事で、色合わせをしたパテで、修正箇所を埋めます。
ただ棹石の正面に刻まれた文字は、大きくて太いので、目立たない様にゴマカシテも分かります。
出来上がってから、ガッカリさせたくないですからね!

「こうなっちゃうんだ」
棹石の正面を修正する方法
①棹石だけをよく似た石で作り直す。
②棹石正面の文字部分が、見えなくなるまで正面を削ってから、彫り直す。
この場合、削った面が経年変化の影響を受けていないので、色が違って見える。
文字の深さ分を削るので、厚みが減って正四角形にはならない。
③正面に、文字彫刻を済ませた薄い石板を張り付ける。
額だし加工に見えるこの方法は、張り付けたボンドの有効期間後に剥がれる可能性がある。
④文字彫刻された部分を囲む様に削り、削った部分を磨いた後に、彫刻する額入れ加工をする。

②と④は、墓石から外して工場に持ち帰っての、国内加工になります。
①と③は、予め加工(海外加工も可能)をしておいて、墓所現地での作業になります。
どの方法を選択しても、パテと比べて、どうしても作業代金が高くなってしまいます。
棹の正面で、多量のパテを使用して、再彫刻をしたら、パテで埋めた部分が見えてしまいます。
私が他に方法が無いと思い込んでいるだけで、例えば②の棹石を墓所まで行って外して!工場まで持って帰って!正面を削って磨いて!違和感が無い様にアール(面取り)を付けて!再彫刻して!もう一度墓所まで行って!棹石を据え付けるまでの工程を、格安でやられる石材店があるかもしれないし、或いは全く違う方法があるのかもしれません!
3万円位で出来るのならと、ご相談頂いたんだと思います。
お役に立ちたいのですが、力不足で申し訳ございません!

「すいません!お役にたてなくて!」
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